唾液検査

唾液検査とは

当院では、患者様一人ひとりにあった予防歯科を提供するために、唾液検査を行っています。
唾液検査とは、唾液から口腔内の環境をデータ化することです。
10秒ほどお口をすすいでもらってから5分~10分ほどで結果が出ますので、そのデータを元に予防方法についてのお話が出来ます。

唾液検査の流れ

頑張って歯を磨いているのにむし歯になりやすい方は、そもそもお口の環境がむし歯になりやすい可能性があります。
自分のお口の環境を知ることで効果的に病気を予防することが可能です。

唾液検査がおすすめの方

  • むし歯になりやすい方
  • 治療済みの歯が多い方
  • 家族全員でむし歯を予防したい方
  • 予防歯科に興味がある方

検査でわかる6つのリスク

検査でわかる6つのリスク

唾液検査では、お口の環境を6つの項目に合わせて評価します。
結果はわかりやすく、データが表示されるので自分がどの部分に気をつければ良いのか、ひと目で知ることが出来ます。

1. むし歯菌

お口の中にいるむし歯菌の活性度を表しています。
活性度が高いとむし歯菌が活発に活動しているためむし歯のリスクは高くなります。

2. 酸性度

お口の中がどれくらい酸性に傾いているかを表します。
口腔環境が賛成に傾くと、歯の表面のエナメル質が溶けやすいため、むし歯のリスクが高くなります。

3. 緩衝能

緩衝能は、酸性に傾いたお口の環境を唾液に力で中性に戻す能力のことです。
緩衝能が低いと、お口の環境は酸性に傾いたままになるので、エナメル質が溶けやすい状態になります。

4. 白血球

白血球は、お口の中の炎症の指標です。
白血球の数が多い場合は、歯周病や損傷などお口の中で炎症が進行している可能性があります。

5. タンパク質

歯周病でお口の中に出血がある場合、また繁殖した菌が多い場合に、タンパク質の数字が高くなります。

6. アンモニア

アンモニアはお口の清潔度、口臭の度合いです。
細菌の数が増えると細菌が作り出すお口の中のアンモニアも増えるので、数値が高くなります。

唾液検査であなたにあった予防歯科を

唾液検査の結果は、項目ごとに、グラフや表で表示されます。
唾液検査を受けることで自分では気づかなかったお口の中の環境が数値化されるで、さまざまなリスクや改善点など歯科医によるアドバイスが可能となります。
なんとなく口腔ケアを行うのではなく、自分にあった予防方法を行うことで生涯のお口の健康を守ることができます。